自分が悪いと思ってしまう?強迫性障害による加害恐怖とは

加害恐怖

強迫性障害の主な症状は繰り返しの確認、動作などがありますね。
しかし、人を傷つけてしまっていないか、自分が全て悪いのではないかと思う加害恐怖を持つ人もいます。

 

例えばすれ違った際に誰かを傷つけたかもしれないなどと、異常に心配になることが、この加害恐怖にあたるのです。

 

自分が何か悪いことをしてしまったのではないかと言う強迫観念にかられるようになるので、不安が募りやすくなるでしょう。

 

確信のなさで強迫観念にかられます

 

加害恐怖がある人は、誰かに危害を加えていないか、自分が悪いことをしていないかと言うことがいつも気になります。

 

確信のなさから、何度も確認をしようとする傾向にあるのです。
何度も確認しても、まだ確信がない為になかなか納得できないと言います。

 

徐々にエスカレートしていき、その気持ちはやがて実際には犯していない罪の意識を芽生えさせます。

 

結果的に、自分がやがて何か事件を起こすのではないか、自分が知らないだけで本当は重大な過ちをしているのではないかと言う恐怖を覚えるようになるのです。

 

大きな恐怖心が出るので、それがさらに強迫観念を呼ぶことになり、悪循環にはまってしまう傾向にあります。

 

何の罪も犯していないのに、自分が全て悪いと思い込んでしまうので、気持ちの整理がつかなくなることも多いでしょう。

 

恐怖心で頭がいっぱいに

 

加害恐怖を抱えている人は、実際には何の罪も犯していなくても、それを何度も確認しようとします。

 

自分が気付いていないだけで、本当は誰かが自分のせいで傷ついているのだと思い込むようになるのです。

 

無限の確認行為に発展すると、止めることが出来なくなり、精神的にも追い込まれていくことになります。

 

例えば、人ごみですれ違った時に、誰かのバッグや靴を傷つけてしまっていないか、車の運転中に誰かをひいてしまってはいないかなどが気になるのです。

 

刃物を持っている時には、自分や誰かを傷つけそうで恐怖心でいっぱいになります。
雑貨を販売している場所では、自分が行くと壊してしまいそうで近づけないと言った気持ちになることも多いようです。

 

このような強迫観念から、日常生活に支障が出てしまうので、行動が制限されて患者本人はとても辛くなると言います。

 

自分の行動を記録して罪を犯していないことを知る

 

加害恐怖から来る不安は、普通の人が感じることのない恐怖だと言います。

 

そもそも精神学においては、犯罪を実際に犯す人は、自我の制御が弱いとされているので、犯罪を犯したかもしれないと言う観念は、その反動形成での自我の指令が強くなっていることで導かれることがあるそうです。

 

本来は心が優しい人が、この加害恐怖を感じやすいのでしょう。
実際の行動への影響を気にせずに行動していくことで、加害恐怖も克服できることもあります。

 

自分の行動をカメラや音声レコーダーで記録する方法も一つの手段でしょう。
後から録画された内容を見れば、自分が何もしていないことが分かります。

 

安心する度に、自分は他人を傷つけないと言うことが分かるので、徐々に回復に向かっていくことでしょう。

 

まずは、何も悪いことをしていないと言う確信が持てるようになるかが重要です

 

まとめ

 

強迫性障害の中でも、この加害恐怖に悩む人は他人を傷つけるかもしれないと言う気持ちから、行動が制限されることがあります。

 

外出出来なくなったり、周囲と交わるのを拒むようになるのです。
そうなると、家に引きこもりやすくなるので、ますます社会と疎遠になってしまうのでしょう。

 

家にこもることで、強迫性障害は克服出来ず本人が常に辛い思いを抱いて生きていくことになるのです。

 

加害恐怖で重要なことは、本当に加害者になることはないと言う確信を持つことでしょう。
確信がなければ、自分がやったかもしれないと思い込むようになり、追いつめられていきます。

 

自分の記録をとったり、行動を整理して確信を持つことから始めていきましょう。
徐々に改善されていくケースもたくさんあるのです。