強迫性障害の家族と同居している人に必要な心構えとは

家族の会話

家族が強迫性障害に悩んでいる場合には、家族のサポートも必要になります。
強迫性障害で、強迫行為を強要される家族もいるので、家族にとっては非常に辛い問題です。

 

しかし、本当の苦痛は強迫性障害になっている本人が一番分かっていることでしょう。
家族として、苦しみを分かち合いたいと言う気持ちは当たり前です。

 

しかし、無理に干渉したり手助けをすることで強迫観念が強くなることもあります。
ここでは、強迫性障害の家族がいる場合の心構えやサポートについてご紹介しましょう。

 

たくさん話し合いの場を持ちましょう

 

強迫性障害の患者は、周囲にも自分の辛さを分かってもらいたいと願っている人が多いと言います。

 

しかし、家族であってもその辛さを十分に理解してあげることはなかなか難しいそうです。

 

強迫性障害を抱えている本人は頭の中では、あれやこれや考えていますから、自分の気持ちは分かっているかと思います。
しかし、家族には本当の気持ちは分かりにくいのです。

 

例えば何かの強迫行為を繰り返し行っている場合に、どうしてそんなことをしているのか、どんな感情で行動を繰り返しているのかなどは、直接聞かなければわからないことですよね。

 

家族がやめなさいと言ったところ、簡単に止められるようなものではないですから、本人は苦しみます。

 

症状をイメージや憶測で判断することは止めましょう
確かな情報と一緒に、家族と患者の状況を話し合う場を設けてみることです。

 

巻き込み型の家族の対応

 

強迫性障害には、自己完結型と巻き込み型に分かれているのですが、巻き込み型になれば、家族や周囲も巻き込まれてしまいますから大変になります。

 

巻き込み型の場合、患者の要求が家族にまで及ぶのです。
家族に着替えを要求したり、手洗いを要求することもあるでしょう。

 

家族が巻き込み型に負けて支援をしたり下手に手助けをすると、止めることがもっと難しくなるケースでもあります。

 

家族が手助けを止めると、本人が抵抗したり余計感情が大きくなることもありますね。
まずは、家族が出来ることを出来るだけ減らすと言うところから始めましょう。

 

強迫行為に加担しても、本人の強迫観念を一層大きくするだけだと言うことです。
家族ですから、サポートしてあげたい気持ちは分かります。

 

しかし、出来るだけ支援はしない方向で進めてあげましょう。

 

患者と家族は分けて考えよう

 

強迫性障害の人が家族にいると、皆がストレスを抱える傾向にあります。
共有スペースを患者だけが占領してしまったり、強いこだわりによってトラブルが絶えないこともあるでしょう。

 

お互いの生活に、ストレスがないような工夫を考えることが大事です。
生活スペースをもしも分けられるのであれば、一層分けてみましょう。

 

精神面では、経済的な依存が高いと一層強迫性障害による巻き込み型が強くなります。

 

家族に依存している場合は、いつまでも治療に踏み切れずにそのままの関係でいることもあるでしょう。

 

なかなか患者が病院を受診せずに、家族が困っているような場合には、きちんと説明する必要もあります。
家族の問題ですから、そこはハッキリと言っても良いでしょう。

 

受診しなさいと言うのではなく、どのようにしたら良いのかと言う疑問を投げかけて本人自身がその答えを見つける方向に持っていきたいですね。

 

まとめ

 

強迫性障害を抱えている家族がいると、一緒に暮らしている家族は非常に辛くなったりストレスを抱えることになります。

 

強迫観念を強制させられたり、患者自身が家族を巻き込むようになるからです。
まず強迫性障害の家族と接する場合には、自分の対応を変えてみましょう。

 

他人と接するように丁寧に踏み込んでみれば良いのです。
これはおかしなことだといくら言っても、強迫観念が強い人には通用しません。

 

おかしなことだと分かっていても、止めることが出来ないと言うこともうまく説明出来ずにぶつかることもあります。

 

そうならない為にも、日頃から話し合いの場を設けましょう。
自分の対応を変えながら、治療に向かせる気持ちにしていくと良いですね。