薬物療法による強迫性障害の治療の流れとその効果とは

薬物療法

強迫性障害になってしまうと、薬物療法で強迫性障害を緩和しようとすることが多くなります。

 

ただし、強迫性障害は人によって症状や症状の重さはさまざまですね。
一概に、このような治療をしますとは言い切れない部分があるのです。

 

ここでは、強迫性障害の主な治療とその流れや効果についてご紹介しましょう。
あくまでも一例としての流れであり、これに当てはまらない人もいます。

 

SSRIによる薬物療法が中心です

 

強迫性障害の患者に対しては、主にSSRIと呼ばれる薬を使うことになります。
量としては、いきなり一定量を飲むのではなく、少量から飲み始めることになるでしょう。

 

副作用が心配な人もいますね。
そのような人は、少量のさらに少量で考えてみましょう。

 

SSRIを使用する場合には、薬を中途半端に飲まないことが肝心です。

 

しっかりと薬を継続させながら、様子を見るようにしましょう。
このSSRIとは、主に不安な感情を取り除く作用があります。

 

不安が十分に消えるまでSSRIを服用していくことが大事でしょう。
SSRIを飲んでもまだ完全に治りきっていない場合には、異なるSSRIを使ってみたり抗精神病薬の増強療法を行うことになります。

 

このように、SSRIで不安を取り除きながらゆっくりと症状改善を待つことが必要でしょう。

 

SSRIの後はベンゾジアゼピン系抗不安薬の見直しをします

 

SSRIである程度症状が改善されてきた場合に、次にベンゾジアゼピン系抗不安薬の減薬をするのです。

 

これは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の依存を避ける為にする行為でしょう。
減らしてみてもなかなか症状が良くならない場合には、効果が比較的弱いもの、半減期の長いものに切り替えて経過を見ながら進めていきます。

 

さらに、精神療法にもトライする必要があるでしょう。

 

薬で気持ちを少し和らげることが出来た場合には、認知行動療法や暴露反応妨害法などを行って本人の考え方を修正していきます。

 

人間関係における考え方や、コミュニケーションの取り方などを学んでいくのです。
考え方が変わると、心の問題がすぐに良くなるわけではありません。

 

行動療法などを併せて行い、実際に行動していくステップを踏むのです。

 

薬物療法である程度不安を取り除いた後には、行動療法によって、社会での過ごし方や人の気持ちに関することを理解していく流れになります。

 

薬物療法である程度の基盤を作ること

 

そもそもSSRIとは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬の略称のことです。
脳の中にある神経伝達物質と言われるセロトニンの量を増やしながら、強迫性障害を緩和させていきます。

 

薬物療法中は、薬の量を自分で勝手に調節は出来ません。

 

急にやめたり量を変更することで、中断症状が出てしまうので治療の妨げになってしまうと言います。

 

めまいや吐き気がする場合も、薬の中断からきていることがありますね。
薬物療法の目的は、考え方や行動を変えやすくする基盤を作ることです。

 

徐々に薬で不安を小さくさせていくので、今までより不安が解消されて、物事に対してやってみようと思う気持ちが出やすくなると言います。

 

苦手意識も弱くなるので、強迫性障害の強迫観念に負けない心を作ることが出来るでしょう。

 

薬物療法や認知行動療法を組み合わせれば、さらに強迫性障害を軽減させていくことに成功すると言われています。

 

まとめ

 

薬物療法や認知行動療法によって、強迫性障害の不安をある程度取り除けると言うことが分かりましたね。

 

薬物療法では、薬ですぐに症状が緩和されるわけではありません
じっくり、ゆっくりと薬を使い続けることで、効果が上がりやすくなるでしょう。

 

行動療法も重要です。
人と接したり、何かをチャレンジすると言う気持ちを引き出す為に併せて行いたいものですね。

 

強迫性障害はすぐに治るものではありませんが、このような方法を組み合わせて最適な治療に進んでいきましょう。
医師とよく相談して、自分の症状に合った治療を見付けることが大事です。