強迫性障害に見られる2つのタイプ・自己完結型と巻き込み型とは

強迫性障害のタイプ

強迫性障害と言っても、その中にはさまざまなタイプがあります。

 

代表的なタイプに自己完結型と巻き込み型があるのですが、どちらの症状も本人に苦痛を与えたり周囲の人との関係を変えてしまうものです。

 

自己完結型は、自分一人で強迫症状を繰り返すことが多いのに対して、巻き込み型はその名の通り周りの人を巻き込みながら強迫行為を繰り返していきます。

 

周囲の人が巻き込まれると、患者の家族は特に負担が大きくなることでしょう。

 

自己完結型と巻き込み型の違いについて知っておこう

 

自己完結型は、一人で強迫行為を繰り返していきます。
問題が起きるとそれを一人で対処しようとしますので、患者自身が一番辛い思いをすることでしょう。

 

それが強迫観念であると気が付いていても、なかなかやめることが出来ないのです。

 

一方で巻き込み型は、周囲を自分の強迫観念に巻き込むことがあります。
周囲への要求がエスカレートすることもあり、症状が悪化しやすいと言われているのです。

 

相手が疲れ切ってしまうので、人間関係も悪くなります。
人間関係の悪さが、また強迫性障害を悪化させると言う悪循環にはまることもあるでしょう。

 

どちらの症状も本人にとっては、非常に辛い症状です。

 

巻き込み型は、自分だけでなく家族などを巻き込みやすいので早めの対処が必要になるでしょう。

 

患者自身も大変ですし、見守る家族も困り果ててしまうケースが多々あると言います。

 

どちらの症状も強迫観念によって生まれます

 

強迫性障害の中に、自己完結型と巻き込み型があると先述しましたが、どちらも強迫観念があると言う点では同じですね。

 

その強迫観念から、さまざまな行動を繰り返すのが特徴です。
例えば、決まった時間の手洗い、長時間の手洗いなど、こだわった行動に出ることがあります。

 

手を洗っても洗っても、まだしっかりと洗えていないのではないかと言う強迫観念が出るようになると、頭の中は不安でいっぱいになり手洗いをなかなか止めることが出来ません。

 

さらに外出時には、鍵をかけたか忘れ物はないかなど必要以上に確認することもあるのです。

 

家族が心配ないよ、と言ったとしても聞く耳を持たず自分でどうにか確認しようとする傾向が強いと言います。

 

どちらのタイプも強迫観念を持っていることから、異常な行動に繋がってしまうと理解しましょう

 

巻き込み型は家族の理解が重要です

 

自己完結型と違って、巻き込み型は周囲への要求がエスカレートする場合があります。
例えば、自分だけ手洗いをするのではなく家族にも手洗いするように強制することなどが挙げられますね。

 

家族がそれに対応してくれなければ、反発心や無力感が出るので、ますます強迫行為が強く出るようになるのです。

 

保証を求めるのもこのタイプで、家族が仕事中でも何度も電話などで確認を求めたりします。

 

こうした場合には、家族がなるべく不快感を減らして悪いことが起こらないように意図的な行動をとらせたり、心配がないように支えてあげることが大事でしょう。

 

強迫観念が出るような刺激や状況もなるべく避けさせるように、周囲も協力してあげなければなりませんね。

 

まとめ

 

強迫性障害には、主にこのような二つのタイプに分かれるのですが、何をしていても強迫観念が止むことがないと言う辛さにおいては同じです。

 

増えていく不安を自分一人で抱え込んでしまうのか、周囲を巻き込んで強迫行為を強制したり不安をぶつけるかと言う点が違っていますね。

 

家族があまりにも干渉しすぎると、不安が一層高まることもあります。

 

協力のしすぎもNGだと考えたいですね。

 

周囲を巻き込むことで自分の不安を和らげようとする傾向にありますから、部分的に協力していくように工夫しましょう。

 

強迫性障害は病院で相談出来ます。
その場合、もちろん家族や周囲の方へのアドバイスを貰うことも出来ますから、医師とよく話し合って適切な対応をしていきましょう。

 

何よりも強迫性障害を背負っている患者自身が一番辛い、と言うことを理解してあげたいですね。