正確性・対称性にこだわってしまう強迫性障害の症状について

正確

人にもいろいろな性格がありますから、物事を慎重に性格にやりたい人もいます。
こうした性格は、言わば几帳面、丁寧と表現されることが多いですよね。

 

強迫性障害ではない人の場合、多少誤差があっても何か妥協点を見つけて柔軟に考えることが出来ます。

 

しかし強迫性障害を抱えていると、対称性や正確性を重視してしまうので、自分が納得いくまでそこにこだわり続けることになるのです。

 

こだわりの高さの為に、本来の目的が果たせなくなると言うケースも多いでしょう。

 

物事にこだわりすぎるタイプ

 

強迫性障害を抱えている人の中で、対称性や正確性が気になってしまいそこだけにこだわっている人は、仕事や学校などでも生きにくくなることがあります。

 

例えば、他の人は中途半端であっても途中で切り上げたり、間違えてもまた明日直そうとする気が湧いてくるのに対して、強迫性障害の人はそうはいきません。

 

どうしても今すぐ納得のいくようにやり直したい、と言う気持ちが湧いてきてしまうのでしょう。
何度も確認しながら、対称性と正確性を求めて必死になるのです。

 

本当は、先に進み最初の目的を果たしたいと思っているのですが、気になっていることを放置できないのは、物事にこだわりすぎているからなのでしょう。

 

自分のこだわりをよく知っているので、逆に治さなくても平気な人を羨ましく思うこともあるのです。
皆と同じようにやりたいけれど、自分の気持ちはそう簡単には許してくれないのでしょう。

 

社会や学校など、人と一緒に行動していく場面では、一人だけ浮いてしまって辛い思いをするのが、このタイプの特徴です。

 

正確性や対称性が気になって仕方ない

 

対称性や正確性ばかりに気を取られていると、自分でも訳が分からなくなり何度も確認しなくてはならない状況を作ってしまいます。

 

対称性の分野では、物の大きさの対称性、数や位置の対称性が気になりやすくなるのです。
もちろん、気にしすぎて不合理なことをしていることは、本人も分かっています。

 

しかし正確に行いたいと言う気持ちが先行して、放置が出来ません。
気になって仕方なくなるので、解決するまで本来の目的が果たせないと言う悪循環を生むことになります。

 

例としては、言葉の意味や文章を理解するまで、何度も立ち止まってこだわるように読み続けてしまい、結果的に時間がかかると言うことがありますね。

 

また、書類などを書いている場合には納得いくまで字を書こうとする行為で、たくさんの時間がかかってしまったり紙が破れてしまうなどの問題が生じます。

 

強迫観念が常に付きまとっていますから、これを完璧にしなければ後で悪いことが必ず起こると思ってしまうのでしょう。

 

まずは自分の心を知ることから

 

強迫性障害の中の、正確性や対称性のこだわりは治療によって改善させていくことが出来ます。

 

本人も小さなことは気にする必要がないと言うことは気がついているのですから、心の中を整理して考えていくことで、不合理な行動を止めることが出来るのです。

 

本当は物事の正確さや対称性は気にしたくないと思っているのが、このタイプの人でしょう。

 

心では思っていてもなかなか行動に移すことが出来ないのは、まだ心にもやもやした何かが存在しているからなのです。

 

第三者に、それは無意味だ、不合理だと言われたところで改善は出来ません。
どれより、もっと行動がエスカレートしてしまうことにも繋がりかねないのです。

 

それよりも、心の治療をして、どうして自分の気持ちが不合理な方向に進んでいるのかをじっくり考える必要があると言います。

 

正確性や対称性を求めることは良いことですが、やりすぎてしまうと自分も周囲も疲れてしまうでしょう。

 

まとめ

 

強迫性障害の中で、こうした正確性や対称性のこだわりを持っていると、自分だけでなく、周囲を巻き込んでしまう可能性もありますね。

 

自分だけが物事を完成出来なかったり、自分だけが遅くなってしまい、周囲から好奇な目を注がれる可能性もあるのです。

 

強迫性障害のこうしたこだわりを治療によって徐々に緩和させていきましょう。